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Athelete News
18.03.10
海の向こうがわ
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今週の「Athlete News」は、中日ドラゴンズ 松坂大輔投手です。

先週に引き続き、沖縄県北谷町の中日ドラゴンズのキャンプにお邪魔して
1998年、伝説となった夏の甲子園から20年、当時の裏話、そして日本のプロ野球、メジャー、その輝かしい経歴について伺いました。


──甲子園 PL学園との死闘すごかったですね。17回、正直”疲れたな”とか、”もうそろそろ勝負決まらないかな”みたいなのはありましたか?

僕はもっと早く勝負を決めたかったなっていう気持ちはありましたね、相手の上重はそのあとのインタビューで”この楽しい時間が続けばいいのにな”と言ってたんですけど、僕はその気持ちはなかったですね。
最初は僕らが追いかける立場だったんですけど、後半は勝ち越しては追いつかれ、その逆にはなったんですけど…気持ち的にはきつかったのを覚えてます。

──決勝でのノーヒットノーラン、リアルタイムで見てて”決勝でノーヒットノーランやられた方はかわいそうだな”と思ったんですけど
そんなに差がある?みたいに思ったんですけど


これも周りに煽られたというか、準々決勝、準決勝と、逆転するすごい試合をしてきて。周りは言うの勝手だなと思うんですけど、「ただ完封するだけじゃ…」みたいなことを言われて。
決勝戦の前の日も取材が入ってて、煽りみたいなのがあったんですよ。「じゃあ、ノーヒットノーランですかね」みたいな(笑)。
PL学園と明徳義塾とやってきて、これ以上の相手はもういないと思っていたので。

ヒットを打たれていないのは分かっていたので、そういうのって誰かが言い始めると打たれるので、みんな言わないようにしてたんですよ。
僕はずっと分かってはいましたね、7回くらいのときに、円陣組んだ時に1人の選手が「ノーヒットノーランやっちゃえよ!」って言って。「おまえ言うなよ。打たれるから」と言ったのは覚えていますね(笑)。

──西武に入って一年目から活躍されていましたけど、プロの壁とはよく聞くんですけど。そういうことは感じなかったですか?

もちろんプロの凄さを肌で感じることもあったんですけど、意外とすんなり入れましたね。
”難しいな”という感覚になったことは1年目は無かったですね。

──WBCで日の丸を背負って戦うことっていうのは特別な思いがあるんですか?

そうですね、僕は中学3年の時に初めて全日本代表に選ばれて、縦縞のユニホームを着させてもらって。
初めて海外で日の丸ついたユニフォームを着て、国歌斉唱を聞いた時に感動したっていうのがあって。それ以来、ずっと選ばれ続けたいと思いました。

──国際大会で、海外の選手と戦うことによってメジャーへの憧れというか、興味みたいなものが湧いたんですか?

僕が初めて海外で試合をした当時、野茂さんがメジャーで活躍していたので、野茂さんという存在は強くて、その時から意識するようにはなりましたね。

──そして、大型契約でレッドソックスに移られたわけですけど、環境が違う中で大変なこともあったんですか?

アメリカに行く前から経験のある人からアメリカでの生活を聞いていたんですけど、実際に行ったらわからないことだらけで。

──それは野球に関することですか?

野球で困る事は無かったんですけど、普段の生活ですね。きっちりしてると言えば、きっちりしてるんですけど。
家のことですごく困りましたね、お湯が出ないということに関しても、ボイラーを直す人と……役割分担が細かいんですね。
「僕らはここまでやるけど、あとは他の人たちが来るから」って、「いやいやいや!今日やってくれないと困るよ」と言っても、「でも、僕らの仕事はここまでだから」って(笑)。
それ以外にも、アメリカのスタッフなんかもそうなんですけど。
「僕らの仕事は野球場の中まで、野球場の外に出たらレッドソックスは関係ないからそれはできないよ」って、よく言われましたね。それは、”そういう文化なんだな”と受け入れましたね。

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──ボールが滑るとか、マウンドが硬いと聞きますが、そういうことに関する戸惑いは無かったんですか?

僕は幸い、WBCでアメリカのマウンドだったり、ボールを経験していたので。滑ると言ってたりはしてたんですけど、どうにもならない問題ではないっていう風に思っていたので。対処の仕方も教えてもらいましたし。
ボールより気候の違いの方が大変でしたね。すごい乾燥してるところと、とにかく湿気がすごくて汗が止まらない地域だったり。
環境の変化に慣れるまで、1年間は大変でしたね。

──球数制限とよく聞きますけど、キャッチボールの球まで数えられているみたいな?

入った時の契約も大きかったというのもあると思うんですけど、球団は選手を守るという意識が強くて。
ありがたいんですけど、逆に最初のうちはそれがストレスになってしまいましたね。

──球数が少ない中で、勝負の仕方も変わってきたりするんですか?

変わりますね。余裕を持ってボール球を使えないというか…球数を考えた時に、余計な遊び球が使えないなとは思いました。


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