今週の「Athlete News」は、平昌オリンピック、スノーボード女子ハーフパイプ日本代表、今井胡桃選手にお話を伺いましした。
今井選手は、長野県上田市出身の高校3年生。
父親と2人の兄の影響で5歳からスノーボードを始め、史上最年少の11歳でプロライセンスを取得、中学2年の時には、全日本選手権を史上最年少で制しました。
去年2月のアジア大会では銅メダルを獲得するなど、初出場となるオリンピック、平昌での活躍が期待されています。
──今井選手は、おととし、多くのプロスノーボーダーが契約している有名メーカー「BURTON」に加入しました。
環境にどんな変化があったのでしょうか?
始めた時からBURTONしか使ってこなかったので、憧れていたチームに入れてうれしかったです。
BURTONチームの人は普段からスノーボードのことを考えていて、一緒に生活していると面白いですね。
私もつられて、常に考えるようになりました(笑)。海外に練習に行くのにも連れて行ってもらったり、一年中滑っているのでどんどん調子は良くなってきました。
──スノーボードハーフパイプというと、技の難易度や完成度で得点を競いますが、今井選手の得意技について聞いてみました
フロントサイドナインですね、横に二回転半する技です。ワールドカップに回っているメンバーしかできないと思いますね。
技は多い人は20とか…もっとある人もいます。女子の中では難易度は高い方ですね。まずマットで練習して、自信がついてから雪上で練習するんです。
──難易度が高い方がポイントは高いでしょうけど、その分リスクも高いじゃないですか?
どこまで難しい技をやるかというのも判断が難しそうですね
難易度は周りの選手を見て当日に決めてますね。だいたい前日くらいにコーチと、”こういうルーティンでいこうと思ってる”っていうことを伝えて、「それでいいんじゃない」とかそういう話はしてますね。
その日雪が降ったら滑らないので、回転数は下げて完成度を上げたルーティンにするとか、そういう感じですね。
──今は3回転に向けても練習をし始めているんですか?
そうですね。まだ完成してないんですけど、最近は結構立てるようにはなってきました。
──過去には大きな怪我もされて大変だったと思うんですけど、そこから気持ちが前に向きましたよね
そうですね(笑)。顔を骨折してしまって、次に挑戦する時は怖かったんですけど。でも、オリンピックも近づいて”やるしかない!”っていう感じで、できました。
──今井胡桃選手にお気に入りの1曲を伺いました
Zedd & Alessia Caraの「Stay」ですね。映画で聴いてから、落ち着きたい時とかに聞きますね。
──最後に、来週金曜日に開幕する平昌オリンピックへの意気込みを語っていただきました
小さい頃からオリンピックというものを目指して練習してきたので、今までの辛い思いとか、痛いこととかもすごいあったので。
オリンピックでは、楽しんで、今までの滑りの成果を出し切れるように頑張りたいと思います。そこにメダルが付いてきたらいいなと思います。
ここまでこれたのも、両親のおかげなので、今までの感謝とか、そういう思いも全て込めて滑りで恩返しできたらと思います。
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