今週の「Athlete News」は、女子格闘家・RENA選手にお話を伺いました。

RENA選手は、1991年生まれ。大阪府出身。
小学校6年生から立ち技格闘技・シュートボクシングを始め、2007年、16歳でプロデビュー。
連戦連勝でチャンピオンへと登り詰め、絶対女王として君臨します。
一昨年の大晦日には格闘技イベント「RIZIN」のリングで統合格闘技デビュー。現在、6連勝。
キュートなルックスと実力で女子格闘技界の象徴的存在となりました。
大晦日には、女子スーパーアトム級トーナメントで頂点を目指します。

──「RIZIN」で統合格闘技デビューして2年。現在負けなしの6連勝です！
なぜ、シュートボクシングから総合格闘技をやろうと思ったのですか？

騙された、というわけじゃないんですけど…（笑）。大阪時代にシュートボクシングをずっとしていて、3年前くらいに東京に出て来たんですけど、
そのタイミングで「RIZIN」さんが旗揚げするってことで、9月くらいに年末に総合で試合をして欲しいっていうオファーが来たんです。

──そんなにギリギリだったんですか！そこから寝技などを練習されたということですか？

そうです。なのでずっと”ムリムリ！”って言っていたんですけど、「とりあえず記者会見出ない？」って言われて（笑）。
”う〜ん”と思って記者会見に出て、ずっと話し合いはしていたんですね。
でも、寝技なんかやったこと無いから、とりあえず1回練習してみないと自分がどれだけ対応できるのかも分からへんから、10月1日に練習したんです。
難しすぎて、これはムリや！って思いましたね。

──元々、総合格闘技を観たりはしていたんですか？

寝技がすごく苦手で、怖くて観られなかったんですよ。だけど、記者会見出てもうてるし逃げられへんな、って思って。
そしたら、シュートボクシングの会長でもあるシーザー会長に「シュートボクシングのために犠牲になってくれ」って言われたんです（笑）。今では笑い話なんですけど、ちょっと興味もあったので、1回だけなら良いかな、っていう軽いノリで出たら勝つ事が出来て。
1回で止めようって思っていたのが4回、5回になっちゃいましたね。楽しくてハマっちゃったんです！

──そもそも、シュートボクシングを始めたきっかけはなんだったんですか？

お姉ちゃんが3人いるんですよ。大阪のヤンキーな感じやったので、めちゃくちゃ強くて！
4人姉妹の末っ子だったので、パシリに使われたりしたんです（笑）。
こいつら、いつか見とけよ。って思ってました（笑）。そこから格闘技を始めました。

──そして、10月の「RIZIN」では、女子選手として初のメインイベントを飾るなど、女子格闘技界のみならず、格闘技界を牽引する存在と言って良いと思うんですけど…。

どうなんだろう…。戸惑いもプレッシャーも感じないようにしているというか。何も思って無いですね。
変にプレッシャーになって試合が楽しめなかったら意味がないので、それは私のパフォーマンスじゃないな。みんなが観たいものではないな。っていうのはシュートボクシングをやっている時からやってきて得たものなんです。
だから、すごい状況だな、って一歩引いた感じで見てますね（笑）。がんばろ〜って思ってます（笑）。

──そして、大晦日女子トーナメント準決勝・決勝がありますが、頂点まであと2つとなりました。今の意気込みは？

やるしかない！ですね。「RIZIN」さんが始まって次で3回目なんですよ。「来年の年末はゆっくりしよう！」って思うんですけど、幸せなことに毎年試合があるので、3年間年を越せてない感じはしますね（笑）。

──その分、良いお正月を迎えられたら、という感じですね。

そうですね。ここ2年はずっと良い正月だったので、今回も頑張ろうと思います！

そして、RENA選手にも恒例、お気に入りの一曲を聞いてみました

ナオトインティライミさんの「BRAVE」です。ナオトインティライミさんが好きっていうのもあるんですけど、色々聴いているうちに、この曲にすごく勇気付けられたんです！
辛い時は音楽を聴いて、車の中とかカラオケとかで歌って発散していますね。


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