今週の「Athlete News」は、日本唯一のプロラクレスプレーヤー 山田幸代選手にお話を伺いました。
──山田選手は世界3強のひとつ、オーストラリアでワールドカップに出場されましたね
オーストラリア代表になるっていうことは今までなかったことなので、「すごい」と言っていただくことは多かったです。
──ワールドカップでは4位ということでしたが、どうでしたか?
私たちは一番いいメダルを狙っていたので、非常に悔しい思いで終わった大会でした。
そのあと、3日後くらいからポーランドに移って大会があったんですけど、そこでリベンジできたのは良かったですね。
──オーストラリアリーグに挑戦して10年目で代表、喜びは大きかったですか?
そうですね、大きかったですね。諦めずにやってきたことが実った部分だったので、その次のワールドカップというところに対して、移行するのは早かったです。
──最初にオーストラリアリーグに挑戦する時から、代表になりたいという目標があったんですか?
移籍をして、オーストラリアリーグでプレーする中で、パスされもらえなかったので。
そこからオーストラリア代表にっていうところまでの自信はなく、それを実感して、自信を持って”代表になります!”っていうのはなかったですね。
逆に日本代表として、オーストラリア代表たちを叩きつぶすというか(笑)、負けないぞっていう思いでやってきて。
10年間のうちに自信がついて、自分も世界のトップでプレーできるんじゃないかと思うようになった時に、チャレンジしたい、それを経験として持ち帰りたいというのがあって。
──オーストラリア代表に選ばれてしまうと、日本代表には戻れないんですよね
そうですね。その前に移籍してオーストラリアの代表としてカードをもらうんですけど、その時点でどこの国にも移籍はできないので、人生一度きり。
だから、代表になれなくても戻れない。でも、それは日本代表の監督として、その経験を持って帰って来たいからっていうのがあったので。移籍をすると決めた時は、自分だけじゃなくて未来の日本のために、と思って行きました。
──2013年のワールドカップでは最終選考で落選してしまう、これは悔しかったですか?
すごく悔しかったんですけど、オーストラリアらしく落ちた理由もハッキリ言ってくれるので。
──それは何と言われたんですか?
「ランゲージバリア」と言われて、同じくらいのレベルだったら若手のオーストラリアの選手を連れて行きたい。
「タイムアウトが30秒しかない場合、俺が言ってることが100%わかるか?」と言われて「正直、100%はわからない。でも、やろうとしてることはわかる」と……「でも、そこなんだよ。気にしながら話せない、監督たちも自分の心情を読み取ってほしいし」と言われて。
でも、ちょっとぐらい出る杭は打たれるんだなっていう、出すぎた杭は打たれないので。
逆にずば抜けないと選ばれないというシンプルな答えだったので、じゃあ、次はずば抜けてやろうと思って4年間またやると決心がつきました。
────毎回、ゲストの方のお気に入りの1曲を伺っています。山田幸代選手が試合前によく聞いている曲や支えになっている曲はありますか?
清水翔太さんの「HOME」です。いろんな、場面、場面で帰りたいなと思ったり、自分を落ち着かせる時とかに聴かせていただいてます。
──10年間過ごされていて、言葉も堪能になられていると思いますが、それでも帰りたいなと思う瞬間はあるんですか?
ありますね。やっぱり、生活の中でふと自分に返ると、いつも”前に!前に!前に!”だけじゃなくて、一旦停滞する時間も必要だと感じるときがあるので。
──まだラクロスをあまり知らない方たちにメッセージをお願いします
将来、子供たちの夢のひとつに「ラクロス選手になりたい」と言ってもらえるようなスポーツにしていくために、普及活動も頑張っていきますので、是非ともラクロスを気にしていただけたらと思います。
そして、山田幸代のこれからのチャレンジを応援していただけたらと思います、よろしくお願いします!
来月、世界最高峰の選手達と日本代表チームとの試合が行われます。
ラクロスの「日本選抜vsアメリカ選抜」の夢の対戦です!
来月11月12日、京都・西京極陸上競技場で18:30 フェイスオフ=開始となっています!
詳しい情報は
「Cross Crosse」公式ホームページへアクセス!
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!
「
10月7日(土)OA分の放送はこちら」