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Athelete News
17.09.02
ラグビーの魅力
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今週の「Athlete News」は、陸上短距離から7人制女子ラグビーに競技転向された、寺田明日香選手にお話を伺いました。

寺田明日香選手は、小学4年から陸上を始め、100メートルハードルで日本選手権を3連覇。2009年には、世界陸上に出場しましたが、度重なる怪我などにより、2013年、23歳の若さで現役を引退。
その後、結婚・出産を経て、去年9月、3年のブランクを経てラグビー選手として競技に復帰。
今年1月からは、7人制女子ラグビー日本代表入りを果たし、2020年の東京オリンピックではメダル獲得を目指します。


──23歳という若さで引退を決意するのは早いかなという気はしたんですけど、これに至った経緯は?

2010年、世界選手権とアジア大会が終わった年、その後に調子が良かったんですけど。
ハードルなので、右足が踏み切り足なんですけど、踏み切り足の大きい捻挫をしてしまって。それから体のバランスが崩れてしまって、なかなか調子が戻らなくて、自分の体も思うように動かなくなってきて…”どうしようかな”と考えて、世界選手権に出れなかったらその先を考え直そうと思っていたんです。
陸上を続けるにあたって、実業団でやっていたんですけど環境を変えるだとか、いろいろ考えた末、いま23歳だけど別に出来ることがもっとあるんじゃないかと考えて。

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──小4から打ち込んでいた陸上じゃないですか?そこに未練はなくて、新しいものを見てみたいと?

そうですね。わりと新しいとか興味持ったことはやりたいなと思いますね。

──陸上で復帰ではなくて、ラグビーで復帰というのは周りの人は驚いたんじゃないですか?

すごく驚いてもらえて、私は嬉しかったんですけど(笑)。
昨年の今ぐらいにお会いした方が、今所属してるチームのトレーナーさんをやっていた方で、その方が陸上の選手なんですね。
その方が私の体を見て、「現役に戻った方がいいんじゃないか?」と言ってくださって。
陸上で復帰するには120%まで持っていかないと世界とは戦えないので厳しいですねと言ったら、「じゃあ、ラグビーやってみよう!」と背中を押してくださって。

──競技を移行されてみてどうですか?

タックルとかあるので難しい部分もあるんですけど、陸上は1人の競技なので、それが7人で戦える競技になったので、そこは心強いですね。
私がトライすればみんなで喜んでくれるし、逆に私がピンチになったら仲間が助けてくれるし、仲間がピンチになったら私が助けに行けるし、そういうところはラグビーの魅力かなと思います。

──陸上とラグビーの走り方は変わってくるんですか?

全然違うんですけど、ボール持って直線走るのはすごく速いんですけど、カッティングとかフェイントになると、急に止まったりとか、急に別の方向に切らなきゃいけないので体の使い方が全然違うんですよね。

──7人制ラグビーは、15人制と同じフィールドで戦うんですよね?
切り抜けるとトライがいっぱい生まれやすいですよね、寺田選手のスピードは生かしやすいスポーツじゃないかと思います


そうですね、だいたい2人抜けばトライにつながるような競技なので、スピードを生かすためにはスペースを見つけたり。
相手を騙したりというところも必要になってくるので、そういうスキルがアップすれば、もっとトライに繋がるんじゃないかと思います。

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──東京オリンピックへの目標は具体的にあったりするんですか?

日本代表チームで「絶対にメダルをとろう!」と言っているので、銀座のパレードは陸上の知り合いが乗って回っていたので。
いいなと思って見ていたので、そこに登って見るというのは全然違うと思うので、そこを目指して頑張っていきたいと思います。

──毎回、ゲストの方のお気に入りの1曲を伺っています。 寺田明日香選手が試合前によく聞いている曲や 支えになった曲はありますか?

星野源さんの「SUN」です。星野源さんって、マルチに活躍されているじゃないですか?
私もいろんなことを並行してやっていくうえで、いろんなことを並行してやっていく方ってすごいなと思います。
私も目標にできますし、刺激になっているので素晴らしいなと思います。

──競技前は音楽を聴くタイプですか?

ひとりでストレッチをやるときはずっと音楽を聴いていますね。

──陸上の時は個人競技なので、アプローチの仕方はラグビーだとだいぶ違うんじゃないですか?

そうですね、ウォーミングアップの時間はだいぶ違いますし、やり方も違うので、そこも変えていかないといけなかったんですけれども、わりと今は馴染んできましたね。

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──ハードルって、プレッシャーがより強そうな感じがするんですけど、スタート前の心境ってどうなんですか?

緊張するんですけど、緊張しないとアドレナリンって出てこないんですよね。
あまり冷静すぎるのも良くないので、ハイすぎるのも良くないんですけど(笑)。
中間を上手く保つというか、ドキドキくらいが私はちょうどいいくらいでしたね(笑)。


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