今週の「Athlete News」は、来週木曜日に開幕する、男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」1部、「アルバルク東京」に所属する伊藤大司選手にお話を伺いました。
──来週の木曜日に日本の男子プロバスケットボール「B.LEAGUE」が開幕します。
NBLとbjリーグが統合して、新たな日本のバスケが始まりますね。開幕を前にどんなお気持ちですか?
まず、2つのリーグを統合していただいて、川淵さんはじめ沢山の方に感謝の気持ちでいっぱいです。
選手としても嬉しいし、”いよいよこれからだな”と、やる気になっています。
同時にいま以上に盛り上げないと、という使命感もあります。沢山の方に見に来ていただいて、バスケットの魅力を伝えていきたいです。
──初年度ということで、全ての記録が「B.LEAGUE」の歴史に残りますね。狙っている記録はありますか?
開幕戦ということで、全ての行動が歴史に残るので、初得点、初アシストのチャンスはあるので(笑)。
機会があれば狙えればいいと思いますど、狙いすぎてチームに迷惑をかけたくないので流れに任せていきたいと思います。
僕は体をはるプレースタイルなので、個人的には初ダイブを狙っています(笑)。
──15歳でアメリカに渡ってプレーされていますね
高校、大学で8年間行ってたので、言葉の壁の部分では大丈夫だと思っているので。外個人選手が3人いるので、どれだけアットホームになれるか、積極的に声をかけて日本人選手、外国人選手、スタッフの架け橋になれるようにお互いの気持ちを伝え合うのも僕の仕事だと思っています。
──アメリカでのバスケット経験はどう影響していますか?
高校時代、NBAシーズンMVPのケビン・デュラント選手、こないだのリオオリンピックでも金メダルをとって、世界でもトップクラスの選手と一緒にバスケットができたのは、すごい経験になりました。それぐらいのレベルの選手でも努力はしっかりしてますね。
こういうトレーニングや、練習法があると勉強になりました。
外個人選手とコミュニケーションをとるという意味では、アメリカの選手と共にプレーしたということで、それなりにアメリカ選手の気持ちも分かるので。
いい経験になったと思います。
──アメリカで経験される中で一番刻まれたもの、他の選手に伝えたいことはありますか?
練習中、試合中のパッションっていうのはアメリカにいて一番感じたことです。
悪い言い方をすると、熱すぎるというか…もちろんいい面もあって。情熱をもって1日1日練習を過ごしているので
15歳でアメリカに行って、”すごいな”と感じましたね。
ハングリーさと、パッションがあって、だからNBAというトップクラスのリーグが成り立つんだなと感じましたね。
──アルバルク東京での目標は何ですか?
やはり「B.LEAGUE」初年度優勝ですね。初年度優勝という意味では、すごく価値のある優勝だと思うし。
同時に「B.LEAGUE」が始まるに当たって、沢山の方にバスケットを知ってもらう機会が多くなると思うので。
その中でアルバルク東京の試合を見て、面白いと思ってもらえることもそうだし、”心が、胸が熱くなる!”という選手の熱い気持ちを同時に伝わればいいなと思っています。
──毎回、ゲストの方のお気に入りの一曲を伺っています。 伊藤大司選手が試合前に聞いている曲や支えになっている曲を教えてください
AIさんの「みんながみんな英雄」という曲なんですけど、彼女はすごくポジティブで普段も明るい方なんだと伝わってきて…曲を聴いてるだけでポジティブになれるんですよね。
ポジティブネスっていうのも、シーズン通して逆境もあると思うけど、自分がいかにチームにポジティブを与えられるかっていう風に思っているので。
そういう意味でも、AIさんの曲っていうのはポジティブをもらえると感じていて、最近、この曲を何回もリピートで聴いてます。