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Athelete News
16.05.07
チームジャパン、若き才能たち
今週の「ATHLETE NEWS」は、先週に引き続き、競泳の元日本代表で、北京、ロンドンオリンピックと2大会連続出場を果たした、伊藤華英さんをお迎えして、お話を伺いました。

今週は、3か月後に迫ったリオオリンピックでの日本の競泳陣の期待と展望について伺いました。



──競泳のリオ代表メンバーが発表されました。総勢34人、これは1864年の東京オリンピックの38人に次ぐ多さですね

多くてびっくりしましたね、”何人選ばれるんだろう?”と思ったんですけど、蓋を開けてみたら34人。
たくさんのオリンピアンが誕生して、嬉しいなと思いました。

──そして、初出場が21人ですね

びっくりしますね(笑)。心配な要素もあるんですけど、平井コーチがしっかりやってくれると思いますけどね。

──前回のロンドンオリンピックでは、戦後最多のメダル11個でしたね

やっぱり、チームワークがすごく良かったなと思いますね。
96年、アトラントのメダルが「0」という背景から、どうにかしないといけないという事で、競泳ではチームワークを良くするいうことを掲げてきたので、2012年のロンドンで実になって見えたかなと思います。

──不思議ですよね、水泳は個人競技だけどチームワークと

チーム競技のチームワークとは、レベルが違うと思うんですよね。
みんなが、「チーム・ジャパンだぞ」と言われるんですよね。
大学のクラブとか、所属ってあるんですけど、そうじゃなくて、”チーム日本”ということで垣根を払って、手の内を教え合おうというチームにしていくことが、いい結果につながるだろうと、ロンドンのときはすごく言われた記憶があります。
ミーティングも、”どんだけやるんだよ”っていうくらい、やりましたから(笑)。

──どんなことをミーティングされるんですか?

前回は27人いて、それ以外にコーチ、スタッフ、トレーナーさん、栄養士さんとか……そういう人を含めての全体ミーティング、そこで目標を共有するんです。
「この子は、1日目に何秒出してメダルをとる」と、計画を立てていくんですね。
具体的な目標が、いい結果につながるんじゃないかと思います。

──人によっては、入賞という目標だったりするんですよね。

そこは役割分担ですよね。
北京のときは、「北島康介は絶対に金を2つとらないといけない」とか、そういう目標を立てていくわけですよ。

──順調にクリアできていると、チームもいい感じになりますけど、最初でつまづいたりすると……

そこで、「俺がやってやるよ!」っていう気持ちになったり、ロンドンの時なんかは、17歳の萩野選手が銅メダルをとったときは、初日でみんな緊張していたんですね。
あの物怖じしない勢いのあるレースで、みんなが”ぐっ”と元気になって11個のメダルにつながったなと、大袈裟じゃなくてそう思いました。

──いま、伊藤さんが注目する選手はどなたですか?

復活した萩野公介選手や、金藤理絵選手もダントツの世界ランク。2分20秒の壁を切るって、そうとう大変だと思うんですよね。
世界記録まであとちょっとなので、そこを目指して貪欲に”ベスト出ればいいかな”じゃなくて、金藤選手は経験もありますし、
悔しさをたくさん持っている選手なので、世界記録を狙ってほしいなと思いますね。

──ロンドンではなかった金メダルですか

本当にいいチームでメダルも11個あったけど、金メダルがなかったということが、最終ミーティングでは課題になりましたので(笑)。
日本チームとしては、一番の目標は金メダルを出す、金メダルを出す選手は自分でわかっていると思うので。今から、プレッシャーと自分のね(笑)。
それを目標にできるっていうことが、素晴らしいことなんですよね

──この番組にも出演していただいた、100メートル平泳ぎの鈴木聡美選手。2大会連続のメダルの可能性は?

鈴木聡美選手は、ロンドンのときは初めてのオリンピックで、先輩たちもいっぱいいて、すごく輝かしいところに行って。
調子も良くてメダルを2個とったんですけど、そのあと不調が続いて悩んだ時期が沢山あったんですよ。
今回の選考会も”いけるかな〜”という感じだったんですけど、その経験を爆発させて代表権をとったというのは、真の実力がついたなということが伺えました。
本当の強さを見せられれば、メダルの可能性はもちろんあると思います。

──本当に不調を乗り越えてくれましたよね

話を聞いてても、”この子、辞めちゃうんじゃないかな?”っていうくらい心配になったんですけど、コーチや周りのスタッフが続けさせて。
自分なりにも、”このままじゃ嫌だな”ということに気付いて頑張ったんだなというのが分かったので、頑張ってほしいなと思いますね。

──毎回、ゲストの方のお気に入りの一曲を伺っています。 伊藤さんが現役時代によく聞いていた曲や支えになっていた曲を教えてください。

Des'reeさんの「Life」という歌で、気分が高揚する、ポジティブに毎日が進めそうな歌ですね。
”今日も新しい日が始まるな”という気持ちを持って過ごしたいと思ていますので、太陽が出てる日なんかに聴くと気分良く1日を始められますね。

──伊藤さんは試合前に音楽は聴いていましたか?

わたし、一度音楽を聴いて行ったらダメだったので、聴かないことにして。
ウォーミングアップの前のトレーニングでは聴いたりするんですけど、ウォーミングアップ終わったら聴かないと決めていました。

──験担ぎはしていましたか?

ウォーミングアップするときの水着、靴下を毎回全部新しいのにしたり、狙わないといけない試合はそうやっていました。

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