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Athelete News
15.10.17
人から愛され続けた野球人生
今週の「ATHLETE NEWS」は、元中日ドラゴンズの小田幸平さんをゲストにお迎えして、山本昌さんをはじめ、今シーズンでユニフォームを脱いだ選手たちのお話を伺いました。
小田幸平さんは1997年に巨人に入団されて、巨人で8年、中日で9年、プロ生活は実に17年間に及びます。



ー中日は山本昌さん、小笠原道大さん、和田一浩さん、谷繁元信さんが引退を発表しましたね。元チームメイトが次々と引退を発表するのを聞いて、どんなお気持でしたか?

2000本安打を打っている人が、3人辞めるっていうのが、まず無いですよね。これからも無いんじゃないですかね。おまけに、200勝の昌さんが辞めるっていうことで…。この中でやれるよっていう人は、いっぱいいると思うんですけど、僕が心配なのはこの4人が辞めて、中日ファンが減らないかっていうことですね。

ー山本昌さんも引退をされるということで、特にキャッチャーとして昌さんの球を受けていたと思います。思うこともいっぱいあったんじゃないですか?

まず思うことは、9年間ご飯を食べさせてくれてありがとうと、指名して組ませていただいたので。自分をかってくださって嬉しかったし、いろんな記録に携わって、ニュースを見るたびに僕はキャッチャーをしていたから、嬉しかったですね。

ー50歳まで現役というのは、なかなかないですよね

四十肩は聞いたことありますけど、五十肩はあんまり聞いたことないですよね(笑)。
自分のケアをすごくされる方なので、毎日動いてました。毎日ボール持っていたし、休みの時でもグラウンドに出てきててボール持ってました。キャンプでも一日も休まないです。

ー山本昌さんは、今は球速が出ないわけじゃないですか。それでも、これだけ勝ち続けてこられたのはなぜでしょうか?

ご存知だと思いますけど、あの人は昔から出ないですよね。
受けてみた人しか分からないですけど、昔、僕も読売ジャイアンツにいまして。ミーティングとかすると、みんな「日本一速い球だ」と、言ってましたね。
というのは、緩急を使って、100キロくらいのカーブがあるし、真っ直ぐの135キロくらいのキレのボールがいくから、150キロくらいに見えるらしいんですよ。
豪速球を投げるピッチャーって、困った時に真ん中に構えていると、ファールを打ってくれたり、三振してくれたりするんですけど、昌さんの場合はそれがないので、楽しいんですよね。

ー組み立てたサイン通りに、その球を投げてくれるんですか

投げてくれて、たとえば135キロの球を見逃し三振してくれたら、こっちは気持ちよくてたまらないですね。
ご覧になったらわかるように、僕、左手がすごいデカイんですよ。

ー勢いで伸びていくんですか?

そうだと思います。もともと手はデカイんですけど、谷繁監督もこないだ会見されていましたけど、手の長さが違うんですよね。

ー毎回、ゲストの方のお気に入りの一曲を伺っています。 小田さんが現役時代によく聴いていた曲、 心の支えになっていた曲などはありますか?

僕は打席に入る時は、巨人の時とかは長渕さんが好きでかけていたんですよ。
最後にクビだと言われてて、でも公式には言えなくて…。みんなに伝えたくて、自分の中で最後の試合と分かっていたので、何かないかと思ってSMAPさんの「ありがとう」をかけたんですよ。

ーいつもかけてる曲じゃない曲をかけたわけじゃないですか。ファンからのリアクションはあったんですか?

メールとか、テレビやラジオ局で、「そういうことだったんですね」というメールがきたんですよ。10月越えた頃には言えたけど、それまでは自分の中で苦しかったですね。

ー最後に、リスナーのみなさんにメッセージをお願いします

野球というスポーツが、人口も少なくなっていますし、僕が小さい頃は野球しかなかったんですよ。
サッカーとか、外で遊んでいただけたらいいと思うんですけど、もっともっと野球ファンを増やして、球場も全試合が満員になるように願っていますし、僕も外から野球を観て、勉強して。また、自分なりにユニフォームを着て、指導者になりたいなと思っていますので、野球と僕を応援していただけたらなと思います。

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。